Canon キヤノン EOS Kiss X10i レビュー

 2020年6月25日に販売されたキヤノンのデジタル一眼レフカメラ、EOS Kiss X10iをヨドバシカメラの店頭で購入しました。

 7月からヨドバシカメラの袋が白くなりました。無料配布に対応した物らしいです。

 簡単なレビューの動画をYoutubeに投稿しているので、そちらもご覧ください。

 EOS Kiss X9iがとても気に入っていたので、AFボタンと電子サブダイヤルが追加されたEOS Kiss X10iは、発表された時から購入を決めていました。
 中古購入したEOS 1DXや、EOS RとEOS Kiss X9iをしばらく併用して、EOS Kiss X10iは価格がこなれた頃に購入する予定でした。

 EOS 1DXは販売時の商品説明に無い、ファインダーの汚れにより返品。

 EOS RはEVFがフリーズするので届いて数時間で返品。

と言う具合に、どちらも返品の憂き目に合い、EOS 1DXやEOS Rの中古品よりは安いので、EOS Kiss X10iを新品購入しました。

 EOS 1DXは、以前別の記事で紹介した物です。
 かなり気に入っていたのですが、ファインダーの汚れがカビだった場合、他の部分にもカビが生えている可能性もあるので、返品しました。
 EOS 1DXは、ファインダーの汚れ以外は気に入っていましたが、EF-Sレンズが使えないのもあって、諦めは簡単に付きました。

 EOS KissシリーズやEOS 7Dシリーズ、EOS 90Dの様な二桁シリーズ、ミラーレス機のマウントアダプターに採用されている、EF-Sマウントには、フルサイズ用のEFレンズを取り付けられるのですが、EOS 1DXやEOS 5Dに採用されているEFマウントではEF-Sレンズは取り付けられないのです。
 EF-Sレンズはマウントに対して出っ張っている物もあり、フルサイズセンサー搭載の一眼レフ機では、ミラーが干渉してしまう事もあるので、事故防止に、物理的に取り付けられない様な構造になっているそうです。

 EOS Rは、6月下旬に新品同様とされる中古品を、通販購入した物です。
 届いた直後に動作確認時に、EVFが頻繁にフリーズするので、直ちに販売店に連絡して、返品となりました。
 EOS Rの外観の写真は外箱のみで、EOS Rで撮影した写真は、動作確認時に撮影した物となっています。

 EOS Rの動作確認はコントロールリング付マウントアダプターを使い、EF-Sレンズを取り付けて行っていました。
 EOS Rでは、EF-Sレンズを取り付けると、自動的に、フルサイズセンサーの中のAPS-Cと同じ面積だけ使う、クロップモードになる様です。

 EOS Rで、ISO感度6400に設定して撮影した写真の描写は、ノイズが抑制されていて、Web用なら問題無く常用できる感じです。
 使っているセンサーの範囲はAPS-Cと同じ筈ですが、エントリーモデルのEOS Kissシリーズとは別次元の描写性能でした。

 EOS Rシリーズは、ショートバックフォーカスの為、センサーの取付位置が一眼レフ機よりも前なのと、一眼レフ用のEFレンズやEF-Sレンズを取り付けるのにマウントアダプターをレンズとカメラの間に取り付ける関係で、画像素子と被写体の距離を一眼レフ機と同様にしようとしたら、EOS Rの場合、被写体とファインダーまでの距離を、数センチ余分に取る必要がありました。
 被写体までの距離がある、スポーツや風景撮影なら全く問題無いと思うのですが、撮影距離が短い室内の静物撮影では、EOS Rで何時もの様に撮影しようとしたら、普段は最低撮影距離ギリギリまで寄っていたのが、レンズの最低撮影距離よりも近付いてしまってAF警告が出るので、強い違和感を覚えました。

 EOS Rの返品した個体は、再度販売されているので、EVFのフリーズは不良ではなく、仕様だった様です。
 中古品の場合、返品された個体を再度販売する事が出来るので、販売店と返品で揉める事は有りませんでしたが、新品購入で、メーカーが不具合と認めない場合は、かなり厄介な話になっていたかもしれません。
 EOS R6に期待していたのですが、キヤノンの中級クラスのミラーレス機は、もう少し様子を見た方が良さそうですね。

 EOS Kiss X10iに出来て、EOS Kiss X9iに出来ない事は、4K 24pとフルHD 60pの動画撮影と、連写が秒間6コマから、7コマに向上している程度です。画素数は据え置きで、写真の写りは、高感度は未検証ですが、低感度であれば、EOS Kiss X9iと全くと言って良い程変わりません。

 AFボタンや電子サブダイヤルの追加で操作性は大きく向上しています。
 そこに価値を見出せるかは人によると思います。

 動画撮影機能がフルHD30pまでで良く、写真撮影に連写を使わない場合、価格差があるならEOS Kiss X9iは悪くない選択です。

 2020年7月6日現在では、EOS Kiss X9i ダブルズームキットは一時期よりは値上がり気味ですが、8万円を切っているので、レンズを売却すれば、EOS Kiss X10iのボディー単体よりも、かなり安く入手できると思います。

 EOS Kiss X10iのデジタル端子はMicroUSBに変更されました。
 ミラーレスのEOS Mシリーズ等と共通の様です。
 EOS RPの様に電気信号の規格はUSB2.0でも、端子はTYPE-Cを使っても良かった気はしますし、今まで通りミニBコネクターなら、EOS Kiss X9iやEOS Kiss X3とケーブルが共用できるるので、Micro USBへの変更には、不満が全くない訳ではありませんが、Micro USBはケーブルや変換コネクター類の流通数が多く、安価に入手できるので、実用上の支障はありません。

 ケーブルは付属していないので、アマゾンベーシックのUSBケーブルを使っています。
 今まで購入した、アマゾンベーシックのUSBケーブルやHDMIケーブルで不具合が出た事がないので、私はアマゾンベーシックのケーブルに強い信頼を抱いています。

 EOS Kiss X10iとパソコンとの接続には、アマゾンベーシックのUSBケーブルに、ZAZのL型変換ケーブルを取り付けて使っています。この構成でEOS Utilityの動作不良は一切起こっていません。

 EOS Kiss X10iとEOS Kiss X9iの撮影比較です。
 照明の位置の違いと、EOS Kiss X9iではスタンダードに設定していたピクチャースタイルが、EOS Kiss X10iでは出荷時のオートに設定されていたので、色味等が僅かに異なりますが、表示するディスプレイや、印刷するプリンターの差の方が大きい、好みの範疇で、カメラの性能としては違いは無さそうです。

 ISO感度6400での試し撮りではEOS Kissシリーズと明確な違いを確認出来たEOS Rですが、撮影環境を整えた、ISO感度100での低感度撮影だと、EOS 1DX同様に、エントリーモデルとの差が出ませんでした。

 EOS Rは、今までのキヤノンのデジタル一眼とは違う事をしたかったみたいで、操作が独特で、EOS 1DXの様に、何の迷いもなく使える様な物では有りませんでした。
 EOS Rは、EVFのフリーズが無かったとしても、独特の操作性を受け入れるまでには時間が掛かりそうでした。
 一方で、EOS Kss X10iはEOS Kiss X9iまでの操作性を踏襲しつつ、改良されているので、操作性に関する不満は有りません。
 EOS Rにはかなり落胆させられたので、その反動もあったのかもしれませんが、EOS Kiss X10iの満足度はかなり高いです。

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