Portkeys PT5 5インチモニター

 どうも、Nimbusです。
 FEELWORLD FW568 V2 5.5インチモニターの記事中で触れていたPortkeys PT5を入手したので紹介します。

 PT5の入手動機はFEELWORLD FW568 V2同様に、Citniq 16と組み合わせて、ドールアイやフィギュア用のアイデカールの柄の様に小さい物を実寸で表示する際に、小さく、出来るだけ解像度の高いモニターが欲しかったからです。

 PT5FW568V2同様に比較的低価なカメラ用小型モニターではあるのですが、PT5の新品価格はFW568V2と比較するとかなり割高だったのと、現物を見たり使ったりする機会が無く、使えるかどうか良く分からなかったので、中古品を買ってみました。


 PT5の外箱の中には説明書(中国語、英語)とハードケースが入っています。

 ハードケースの中には、PT5本体、1/4オスネジ-シューアダプター、HDMIケーブル2種類(片方はMicroHDMIに対応)、フードとフードを固定する為の部品が入っていました。

 中古品なので欠品があるかもしれませんが、使用には問題無さそうです。

 PT5EOS Kiss X10iのホットシューに取り付けた様子。

 5インチでもEOS Kiss X10i搭載のモニターより見易くなります。

FEELWORLD FW568V2との比較

 上がPT5下がFW568V2です。
 モニターサイズはPT5が5インチ、FW568V2が5.5インチです。

 解像度はどちらも1920 X 1080ドットのフルHD。
 4K出力も表示する事が可能です。

 EOS Kiss X10iのHDMI出力端子とFW568V2のHDMI入力端子をPT5の付属HDMIケーブルで接続て、FW568V2のHDMI出力端子とPT5のHDMI入力端子をアマゾンBASICのHDMIケーブルで接続する事で、EOS Kiss X10iのHDMI出力をFW568V2PT5の両方に表示しています。

 PT5FW568V2に対して画面が0.5インチ小さいのに加えて、上下のベゼル部分が切り詰められた作りで、FW568V2に比べるかなり小型です。又、重量もかなり差が感じられました。

 PT5の画面はFW568V2と比較すると、光沢が強く、彩度が高めです。

 明るさには差は無い様に思えます。
 いずれも屋内だと十分に明いので、明るさを調整するBrightnessの値を下げて使っています。

 電源を投入してから画面が表示されるまでの時間はFW568V2の方が短く、PT5は表示されるまで数秒掛かります。

 Dot by Dotに拘らないなら、FW568 V2の方がHDMI出力の映像を小さく表示する事が可能です。

 PT5のタッチスクリーンは筐体を小型化するのには役立っていますが、FW568 V2の物理ボタンの方が操作性は良いです。

PT5の各部

 PT5の上部。

 後継機のPT5iiは上部が冷却を考慮してメッシュ状になっている様です。
 ネット通販だと、PT5を注文すると届くのはPT5iiと言う事が結構あるみたいですが、表示性能や機能的な違いは無い様です。

 5インチディスプレイと言う事もあって、初期のスマホみたいなサイズですが、各種端子やネジ穴を設ける都合上、厚みはスマホの様に薄くはありません。

 使用時は持てなくなるほどではないものの、かなり発熱します。
 常時表示の様に長時間使う場合、ファンで風を当てたりと言った冷却が必要かもしれません。 

 PT5の下部にはカメラ用1/4のネジ穴。

  PT5の右側面には、電源スイッチ、USB TYPE-Aコネクター、DCコネクターがあります。電源回りをまとめた感じですね。

 DCコネクターの入力電圧が7~24Vに対応するのと、DCプラグが短いとDCコネクターにしっかり固定されずに抜けやすいのはFW568V2と同様でした。

 PT5の電源スイッチはスライドスイッチなのでON/OFFが分かり易いのですが、電源投入から表示に7秒くらい掛かるのと、通電状態や電源が入っているかを示すパイロットランプがないので、その点は不便です。

 PT5の左側は映像用入出のHDMI端子、音声出力用3.5mmピンジャックがあります。映像や音声の出力をまとめた形ですね。

 PT5をDCコネクターやUSBコネクターで給電すると、左右にケーブルを繋げる事になり、FW568V2の左側みたいに片方にまとめられないのは、致命的ではないものの、不格好で不便に感じます。

 PT5の背面にはFW568V2同様に充電池が取り付けられます。

 充電池はキヤノンLP-E6NソニーNP-F970に対応しています。

 PT5をカメラに搭載して外部から給電する場合、カプラーアダプターから給電するのも良さそうです。

 ぱっと見は金属筐体を思わせる仕上がりですが、プラスチック製です。

 フードはPT5本体の左右にプラスチック製の固定用部品を取り付け、そこにプラスチックの板で作られたフードを引っ掛ける方式です。
 屋外で他に機材が無い場合の緊急用と言う感じですね。

 屋外で使うつもりが無いので試していませんが、屋外で使う場合PT5FW568V2共に、明るさを最大にして、フードを取り付けても、微妙に暗いとされています。

 私が見た印象ではPT5FW568V2、何れも、屋外で使うのに適した作りにはなっていない様に思えます。

 屋外で使うのに必要な明るさを得るには発熱が大きくなり、冷却も必要となるので、画面サイズに対してサイズが大きく価格も高価になると思います。

 小さいせいか発熱が大きいのはやや気になりますが、PT5は私の目的には丁度良い大きさで、解像度も高く、満足しています。

まとめ

 Portkeys PT5には満足しているので買って損する物ではない様に思える。

 サイズに拘りが無いなら機能や価格、入手性に優れるFEELWORLD FW568 V2の方がオススメ。


1件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です