電空レギュレータのコントローラーを改修した

先日作った、電空レギュレータの圧力をスライドボリュームスイッチで制御する、コントローラーを改修しました。
改修後の動作の様子をYoutubeに投稿しているのでご覧ください。


一旦完成した後にテストした結果、ロータリースイッチで変更できるスライドボリュームの最大圧力に0.1MPaが欲しかったので、ロータリースイッチを変更して、表示用のLEDと共にチャンネルを追加しました。

追加するLEDには白色LEDを使いたかったので、セット品を購入しました。


LEDを固定するプラケットを追加購入したら、白く半透明な樹脂部品のサイズや、金属部品のネジ径は同じだったのですが、LEDを収める金属部分は以前購入した物よりも1回り大きい物でした。
取付用のネジ径は同じなので、LEDブラケットは全て追加購入した物に交換しても良かったのですが、写真では下の方となる、白色LEDの固定用には電空レギュレータのパイロットランプに使っていたプラケットを使い、新規購入したブラケットは電空レギュレータのパイロットランプにのみ使っています。
LEDやスイッチは、行き当たりばったりに配置したのと、加工技術の問題から、綺麗に整列していないのはご愛敬。

各チャンネルは半固定抵抗で微調整出来る様にしました。
制御用とLED点灯用に二系統の分圧回路を基板に実装しました。


2 x 8cmのユニバーサル基板1枚では回路が収まりそうもないので、2枚使おうかとも思ったのですが、6 x 8cmのユニバーサル基板が丁度良いサイズだったので、そちらを使いました。

使用したロータリースイッチは秋月電子通商で購入した、2回路6接点のロータリースイッチを4接点に制限して使用しました。

組み合わせを試して、結局使わなかった抵抗の中から、適切な抵抗を見つけるのには、以前別の記事で紹介した、新調したテスターが大いに役立ちました。

はんだごてもAmazonで新調しました。
デジタル温度表示、温度調整、急速加熱か出来る物が4,000円足らずで買えるのは素晴らしい。
はんだごてセットの電源を入れて、設定温度になるまでの動画をYoutubeに投稿しました。

電空レギュレーターの出口側には圧力表示用にSMC ISE30-01-25 MLを取り付けています。
コントロールボックスを改修してから、0.02MPa以下でエアーブラシを使うと、圧力が上下し続けるハッチングが、起こり難くなりました。
制御信号を送る回路基板の変更した事による物なのか、気温が上がった事による物なのか、理由は良く分からりません。
エアーブラシでエアー吐出しながら電空レギュレータの電源を切ると、電源を切る前の圧力が維持できる事も分かったので、フィルターレギュレーターで圧力を調整するのと同様に使える様になりました。
最終的な圧力は、手元レギュレーターで調節するにしても、手元レギュレーターの手前の圧力が意図した圧力に近い方が良いので、低圧の調整が思い通りに出来る様になったのは非常に喜ばしい事です。
電空レギュレータは産業機器なので高価で、単体で使える物でもないので、模型を塗装する為のエアーブラシ用としてはお薦めし辛い物ですが、私としては長年の不満が解消できたので、思い切って導入して良かったです。
電空レギュレータいいですね。私も導入したいのですが、コントローラが難しそうです。