Formlabs Form1+ 光造形機
2015年3月に入手したFormlabsとしては2機種目の光造形機、Form1+。
Form1よりも信頼性を高め、出力速度を高めた、マイナーチェンジモデルです。
Form1はKickstarter向け以外には殆ど販売され無かったみたいで、日本国内でFormlabs製品の正規代理店が存在していない時期に、並行輸入業者を介してForm1を注文したら、このForm1+が届きました。
既に入手していたKudo3D Titna1と比較すると、出力の手間が大幅に削減出来、出力速度も早く、出力品質も上々でした。
Kudo3D Titan1との比較は下記の通り。
・Titna1では出力毎に毎回必要だったキャリブレーションが不要になった。
・Titan1ではOBJやSTLのデータを修正するソフト、有る程度大きいパーツは中が詰まった状態では出力出来ないので空洞化するソフト、サポートを付けて、配置して、スライスデータを作るソフト、出力の為にTitan1を制御するソフトと、4つのソフトが必要で、出力出来るまでに30分から数時間かかっていたが、Form1+は空洞化を除く作業がPreForm一つで全ての作業が出来、パーツが多くても1時間程度で出力出来る様になった。
・Form1+のレジンタンクはTitan1のレジンコンテナよりも少ない力で剥離動作が行えるので、サポートを細くする事が出来、自分の作るサイズでは空洞化も不要だった。
・Form1+のPreFormではスライスデータが短時間で自動的に生成されるので、ユーザーは意識する必要が全くない。
・Form1+では使用するレジンの種類が決まっていて、メーカー側で最適化されているので、露光時間やビルドプラットフォームの引き上げの速さ等、機械的動作に変わるユーザーによる調整は不要。
FormXを使えば、細かい設定が行え、それにより社外品のレジンも使えるそうだが、自分は使った事が無いので分からない。
・純正レジンがTitan1の高解像度対応レジンよりも安い。
・Titan1のカバーは被せるだけのタイプで本体とは別に置き場所が必要だったが、Form1+のカバーは可倒式で本体自体も比較的小さく省スペース。
下は出力品の写真です。
白いレジンもあるのですが、解像度に制約があったり、上手く出力出来ない場合事があるみたいなので、原型用途と言う事もあって、スタンダードのグレーレジンを使っています。
Form2を導入するまでの2年間、ガレージキット向けの原型製作に使っていました。
2件のピンバック
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