ZBrushとForm2で実用品は作れるのか?

この動画の様に実用品を作るのは、簡単な物であれぱZBushでも可能です。

 ZBrush Coreは使った事が無いので良く分かりませんが、ZBrushにはScaleMasterと言うプラグインで、サブツール全体のXYZ方向のみではありますが、数値で寸法を決める事が可能なので、これを応用すれば、単純な物であれば作れます。難易度はZBrushがどの程度使えるかによると思いますが、自分には簡単でした。

 もっとも造形を行う目的がなく、実用品の作成のモデラーとしては、ZBrushは経済性はないとは思いますが。

 ZBurshとForm2で作った実用品は下記の2点です。

 ガイアノーツのガイアカラーの中蓋を取り外すのが大変なので、自作したキャップオープナー。

 角材の端の中央に垂直に穴空けを行うための冶具。

 何れもZBursでモデリングして、Form2で出力しました。

 Form2は消耗品が高価なので、フィラメントを使う一般的なFDM式の3Dプリンターの方が適してはいるのですが、 3Dプリンターを購入して環境を整える費用を考えると、自分の使用頻度では造形用途で使っているForm2で出力した方が安上がりだと考えています。

 FDMの3Dプリンターで寸法精度を求めるのであれば、ZortraxのM200や久宝製作所のQholiaの様に、それなりに高価な機種が必要ですし、精度を求めずに安い機種を使うにしても、出力を安定させるには、雰囲気を一定に保つ必要があり、プラスチック素材を加熱する関係で、自室で行うのであれば出力時には常時換気しないと健康被害の可能性があるとされる為、使用環境を整えるのは結構大変なのです。

 最初の3Dプリンターは2013年末に55,000円で購入した、FDM 3Dプリンターでしたが、運用があまりにも面倒なので、使用頻度が低く、2014年末にKudo3D Titan1が届いてから手放しました。

 動画のヨシダヨシオさんの様に、Fusion360も使った事はあるのですが、ZBrushと使い方が大きく異なるのと、Fusion360で出力されるSTLは単純な形状だと最高解像度でも光造形機で使うにはポリゴン割が粗くてそのままでは使い物にならず 、Gateのロゥリィ・マーキュリーのハルバートの刃の途中までに使っただけでした。

 側面の彫刻はFusion360では面倒過ぎて、ZBrushでなければ作れませんでした。

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