Formlabs Form2

 Formlabs Form2は現在メインで使っている光造形機です。
 3Dプリンターの一種で、レーザー光で光硬化樹脂を硬化させ、積層する事て造形を行います。

 アメリカのFormlabsが製造販売している製品です。
 国内ではいくつかの代理店を通じて購入する事が可能です。

 2017年の4月に国内の代理店ではなく、アメリカのFormlabsのストアから直接購入しました。
 出力する頻度が低いせいか、2年近く経つ現在でもトラブルはなく、出力品質が今まで購入したどの3Dプリンターよりも高く、出力に関わる手間も少なくて済むので、大変満足しています。
  2019年3月現在では、個人向け光造形機としては高価な部類ですが、購入当時は業務用機を使った出力サービスくらいしか他の有効な選択肢がなく、それよりは安上がりでした。

 左に写っているのは以前使用していたForm1+です。

 Form2は出力範囲の大型化や、レジンカートリッジを収めるスペースが必要になった事から、Form1+よりも一回り大型化していますが、可倒式カバーのヒンジ位置の工夫でにより、使用に必要な奥行きはForm1+よりも少なくて済みます。

 他の光造形機を使った上でのForm2のメリットは下記の通りです。

・レジンがカートリッジから自動投入される。

・レジンの攪拌が自動的に行われる。

・安価な光造形機よりもレジンタンクへの貼り付きが弱いのでサポートが細くて済む。

・ヒーターによりレジンをある程度の範囲内の温度にする機能がある為か、出力品質が安定している。

・出力に適したOBJやSTLファイルがあれば、使用するソフトはPreFoemのみで済み、少ないパーツであれば数分で出力が開始出来る。

・純正レジンの劣化は緩やかなので、半年近く本体に入れっぱなしでも問題無く出力できる。

・純正レジンとレジンタンクは、低価格機向けよりは高いものの、業務用機種程は高くなく、AmazonYahooショッピングと言ったネット通販で手軽に購入できる。

 Form2のデメリットは下記の通りです

・家庭用としては国内代理店の本体価格が60万円近くと高い。

・整備や修理能力の無い代理店で購入した場合、整備や修理の為に米国に送る為時間が掛かる。購入から1年が過ぎ保証が切れた場合、米国までの送料は全額自己負担になる。

・Formlabsのアメリカのストアで直接購入しても国内代理店での価格とは大きく変わらず、サポートは全て英語になる。

 代替出来る他の選択肢が無く、コストも特に高く感じていないので、今の所は他の機種への買い替えや買い増しをする予定はありません。