ロジクールM570 チャタリングを根本的に解決した
どうも、Nimbusです。
「M570のチャタリングを分解なしに修理した」の記事でで紹介した様に、チャタリングしていたロジクールM570を、接点復活剤の流し込みで応急措置していましたが、一年以上経過して、チャタリングが再発したので、根本的な解決としてスイッチ部品を交換しました。
上の画像は交換に使った部品と工具一式です。
ネットで色々見て回った所、ロジクールM570に使う交換用のスイッチ部品は、オムロン D2F-01Fが良いらしいので、ミスミの通販で購入しました。
以前のミスミの通販は、部品一つでも送料無料だったのですが、それは無理があった様で、今はモノタロウと同様に、ある一定以上の金額までは送料が別途掛かる様です。
オムロンD2F-01Fは秋月電子通商では1つ120円程度ですが、楽天で12個セット1980円、送料込みが2022年10月現在では一番気軽に買えそうです。アマゾンでも購入可能です。
外装を取り外す為のネジは、ゴム足や電池が入る分部に貼られたシールの下にあります。
M570の外装のネジは特殊で、ネジの取り外しにはT-6 へクスグローブのドライバーが必要となります。
外装を取り外し易い様に、ウェーブ パーツオープナー HT196を用意しました。
パーツオープナーは無くても何とかなりますが、あればより楽に外装の取り外しが行えます。
内部の基板は小さいプラスネジで止められてます。
ネジを外すのにはダイソーで購入したドライバーセットを使いました。
ネジを回すのにトルクが必要なので、柄がもっと太いドライバーの方が良いと思います。
基板にはんだ付けされたスイッチ部品の取り外しにはGoot 自動はんだ吸取器 TP-100を使いました。
スイッチ部品のはんだから伸びている端子はGoot TP-100の吸い込み口に入らなかったので、ゴッドハンド メタルラインニッパーではんだから伸びた端子を切り落としてからGoot TP-100ではんだを吸い取りました。
ゴッドハンド メタルラインニッパーはニッパーとしては高価な製品ですが、2.0mmまでのアルミ線や真鍮線の切断が行えるので、電子工作の配線や端子には問題無く使えます。
サイズが小さく取り回が良いので、本来の模型用途だけでなく、電子工作にも使っています。
上は交換に使ったのと同じオムロン D2F-01F。
下はロジクールM570から取り外したイッチ部品、D2FC-F-7Nです。
ぱっと見ではネジ止め用の穴のサイズが異なりますね。
ロジクールM570から取り外したイッチ部品、D2FC-F-7NもD2F-01Fと同じくオムロンの製品の様です。
D2F-01Fを12個、送料無料、1,980円で扱っている店でのD2FC-F-7Nの価格は、12個、送料無料と同一条件で1,180円なので、D2FC-F-7NはD2F-01Fの廉価版の様です。
グレードによる耐久の違いはあるかも知れませんが、どちらに交換してもチャタリングを解消する事が出来ると思います。
写真を撮影し忘れましたが、D2F-01のはんだ付けや組立は問題無く手短に行えました。
この記事を執筆している段階では、スイッチ部品をD2F-01に交換してから数日が経過していますが、チャタリングが解消した状態で問題無く利用できています。
数年間の間にM570の隙間から内部に入ったホコリやゴミを、分解時に全て取り除いたので、スクロールホイールの反応も良くなりました。
まとめ
M570のスイッチ交換は部品や道具を集めるのが面倒だけど、作業自体は短時間でできる。
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