実体顕微鏡 視野の広い接眼レンズ

 ニコン製の10×26.5(10倍、視野数26.5)の接眼レンズを購入しました。

 視野数26.5は10倍時に、視野の直径が26.5mm程度となります。
 5倍時だと視野の直径は53mm、3.35倍時だと視野の直径は79.1mm程度となります。

 実体顕微鏡の視野の広さは、接眼レンズの視野数と、対物補助レンズの倍率で決まる様です。
 広い視野を得る為に、可能な限り視野数の大きい接眼レンズを欲しいと思っていました。

 実体顕微鏡と同じオリンパス製の10x/26.5の接眼レンズを探していたのですが、かなり昔に廃版になった製品の様で、中古品すらあまり売って無く、売っていたとしても相当高額だったので、同じ性能で比較的安価だったニコン製の10x/26.5の接眼レンズを購入しました。

 ニコン製の10×26.5の接眼レンズも廃版商品みたいで、元の値段がどの程度のなのかは全く分かりません。
 ニコンの10×26.5の接眼レンズはオリンパスの10×26.5の接眼レンズと比べて半額以下と比較的安価ではありましたが、実体顕微鏡SZ4045一式の中古品よりは高価でした。

 写真の左が今回購入したニコン製10x/26.5の接眼レンズです。
 右の実体顕微鏡本体に付属していた10x/20の接眼レンズに比べるとかなり大きいです。

 オリンパスSZ4045に接眼レンズを取り付け、定規を観察する事で視野の広さを確認した所、10倍時には、10x/26.5の接眼レンズは26.5mmの範囲を、10x/20の接眼レンズは20mmの範囲をと言う具合に、視野の広さは表記通りなのを確認しました。

 実体顕微鏡によっては、視野の広い接眼レンズを取り付けても、対物レンズなどの関係で表記通りの視野を得られない事もあるみたいですが、オリンパスSZ4045ではその様な事はありませんでした。

 10x/20(10倍、視野数20)の接眼レンズと、0.5倍の対物補助レンズをSZ4045に取り付け、0.67倍ズームでドールヘッドを覗いた視界はこのような感じです。

 接眼レンズからの映像を撮影する手段が無かったので、デジタルカメラで撮影した写真を加工した、おおよそのイメージ画像です。

 ニコンの10x/26.5の接眼レンズに交換した時の視界はこんな感じです。
 蓋を取り外したドールヘッド全体が見渡せる様になりました。

 アマゾンで比較的安価で売られている様な10x/2210x/23の接眼レンズでも実用上は充分だとは思いますが、可能な範囲で最も広い視野を手に入れられたので満足しています。

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