ガレージキットの塗装方法

 ガレージキットの大半を占めるレジンキャストキットの塗装方法について説明します。
 表面の油分を取り除く脱脂作業を行った後は、模型用塗料で直接色を塗る事も可能なのですが、レジンキャストキットの大半を占めるウレタン樹脂は、模型用塗料との相性が悪いので、塗料が弾かれたり、乾燥後に剥離する場合があります。それを防ぐために下地塗装を行う必要があります。

 塗装時には、各パーツに持ち手になる支持棒を取り付けます。
 私は1mmと1.5mmの真鍮線を使っています。大部分は1mmで行い、大きいパーツは1.5mmと言う具合に使い分けています。
 接着面など完成したら見えない部分にドリルで穴あけして、差し込んで取り付けます。
 以前は2mmや2.5mmの真鍮線を使う事も有ったのですが、大きくて重いパーツなら1.5mmを複数取り付ける事て対応する様になりました。

 真鍮線の様な金属線ほプラモ用のニッパーで切断しようとすると、一回で刃が欠けるので、100円均一で売られている物でも良いので、専用の切断工具を使いましょう。
 左から、ウエーブ HG金属線用ニッパー1.0、HG金属線用ニッパー2.0
 それぞれ1.0mmと2.0mmまでの真鍮線に対応。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

HG金属線用ニッパー(2.0)[WAVE]《発売済・在庫品》
価格:1190円(税込、送料別) (2019/4/15時点)


 ゴッドハンド メタルラインニッパー
  4,000円以上するので、模型用の金属線用ニッハーとしては高価な部類だが、2.0mmまでの真鍮線に対応しているので上の二種類に一つで代替可能。


 ハイキューパーツ 垂直ドリルガイド
 真鍮線を通す為の穴を垂直に空ける道具。
 写真は2.0mm用


 支持棒を取り付ける為の穴あけは、Waveのワンタッチピンバイスと、マキタの充電式ドライバドリルを使っています。
 Waveのワンタッチピンバイスは六角タイプなので、普通のドリルを固定するピンバイスの様にドリルが滑って空回りする事がありません。
 マキタのドリルドライバーはトルクもパワーもリューターに比べて段違いなものの、充電ドリルドライバーとしては小型です。
 小さかったり、形状の問題で支持棒が取り付けられない場合は、両面テープにマスキングテープを貼って、そこに貼り付けます。

 市販の模型用サーフェイサーはプラモデル用なので、レジンキャットの場合は、マルチプライマーを予め塗布します。
 私の場合は缶スプレータイプはミッチャクロンマルチ、エアーブラシではフィニッシャーズのマルチプライマーを使っています。
 他の銘柄も色々使ったのですが、この二つが性能的に優れていました。
 ミッチャクロンマルチは缶スプレーで手軽なので良く使っていますが、乾燥後も粘り気があるのと、垂れやすく、エアーブラシでなければ塗布出来ないと言う難点を除けばフィニッシャーズのマルチプライマーの方が全ての点で優れてはいます。
 缶スプレータイプのフィニッシャーズマルチプライマーの登場を切望します(ジェネリックイージーペインターで解決しました)。

 プライマーを塗布した後、埃が付かない様に、又、付着しても研き落とせる様に、すぐにラッカー系のクリアー塗料や、ホワイトサーフェイサーを塗布します。

 白や薄いアイボリーのレジンだと、ラッカー系のクリアー塗料で下地塗装を行うと肌色の発色が良くなるので、肌色を含むパーツはラッカー系塗料、Mr.スーパークリアー半光沢で下地塗装していますが、好みの問題なので、色を塗る方法や好みに応じ、全てホワイトサーフェイサーやグレーサーフェイサーで下地塗装しても問題は有りません。

 下地塗装が終れば、後はは普通のプラモデル同様、模型用塗料で塗装が出来るので、好みの塗料と手法で塗装しましょう。

 自分の場合は大部分を各メーカーのラッカー塗料をエアーブラシで塗り、細かい部分は、タミヤやハンブロールのエナメル塗料の筆塗りです。

 下は模型用塗料の一例。

 左からMr.カラーMr.カラーGXガイアカラー
 何れもラッカー系塗料。

 模型用ラッカー塗料。キャラクター用肌色ラキウス

 タミヤエナメル塗料

 ガイアノーツエナメル塗料

 ハンブロールエナメルカラー

 ラッカー塗料用溶剤、Mr.カラー薄め液
 容器には専用の注ぎキャップを取り付けています。

 以前模型向けに売られていたアズワンのハンドラップに入れたエナメル溶剤として使っている、ウインザー&ニュートン  アーチストホワイトトスピリット


 エアーブラシに付いては別の機会に紹介したいと思います。

 ラッカー塗料やエナメル塗料はは揮発性の有機溶剤が使われているので、乾燥するまでは換気が必要です。アクリジョンやシタデルと言った性能の良い水性塗料もあります。但し、水性塗料でも揮発性の有機溶剤を含む場合もあるので、何れにしても塗装は換気が可能な場所で行いましょう。
 缶スプレーやエアーブラシでスプレー塗装したり、有機溶剤を使う場合は、防毒マスクを装着しましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です