iPadProのHDMIキャプチャー

 iPadProに搭載されたiOSの録画機能では、音ズレが激しく、音質も芳しくないので、HDMI出力してそれをキャプチャーしてみる事にしました。

 HDMI出力用のケーブルはApple純正品の他に、社外品が存在しますが、何れも、iPadやiPhoneへの電源供給も担う事から、数千円の価格差はありますが、それをケチって数万円する本体を壊したくは無かったので。アップル純正品を購入しました。

 出力やHDMIに対応したディスプレイへの出力は特に問題無かったのですが、キャプチャーできるまでは大変でした。

 iPadProのHDMI出力はHDCPと言うコピーガードが施されていて、そのままではキャプチャーできません。
 HDCPの解除に対応した機器ではそういう面倒はないみたいですが、手持ちのHDMIキャプチャーボード(AVerMedia C985L)は対応してなかったみたいです。

 HDMI分配器がキャンセラーとして機能する場合もあるみたいなので、手持ちのHDMI分配器を使用してみた所、キャプチャーした映像を録画出来る様になったものの、どうにも不安定です。
 色々組み合わせを試した所、分配器を通してHDMIキャプチャーボードに入力する場合だけ、HDMIケーブルを選ぶ様で、Amazon Basic 0.9m HDMIケーブルをHDMI分配器の入力側と出力側、両方に使うと安定しました。
 HDMI分配器もAmazon Basicのケーブルも、5年近く前に購入した物なので、今売られている物が同様に使えるかは分かりません。

  FGOとドールズフロントラインをキャプチャーした動画をYoutubeにアップしました。
 音質にやや難があるのは、キャプチャリングソフトの関係みたいですが、iOSの録画機能みたいな音ズレもなく、音質も改善されています。
  
 ドールズフロントラインはiPadの画面に最適化しているのか、左右に黒帯が入るだけですが、 FGOは上下に帯が入るので、フルHDのディスプレイに出力すると、地上アナログ末期の額縁放送みたいな状況になります。

 キャプチャーボードを通すとキャプチャーボードの分の遅延はありますが、ディスプレイのHDMIポートに接続した場合、iPadとディスプレイに体感できる様な遅延は有りませんでした。
 即時性がシビアに求められるゲームに関しては、自分には良く分かりません。