うーぱーぐらふぃくすでPCエンジン CD-ROMソフトを使う
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今回はPCエンジン CD-ROM^2(「ROM」に二乗で「しーでぃーろむろむ」と読む)のソフトをイメージ化してうーぱーぐらふぃくすで動作させます。
CD-ROMのイメージ化はWindows用のフリーソフトCD Manipulatorを、うーぱーぐらふぃっくすに取り付ける、MMC(マルチメディアカード)やその互換品のSDカードのフォーマットやイメージの転送には、うーぱーぐらふぃくすのマニュアルで配布されている、Windows専用ソフトikaebiを使います。
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CD Manipulatorは随分前に更新が終了していますが、Windows10の64ビット環境で問題無く動作します。
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うーぱーぐらふぃくすのマニュアルではCD-ROMイメージの作成には、BDドライブでは上手く行かない場合があり、ATAPI接続のDVDやCDドライブをUSBに変換して使う事を推奨しています。
何れも、中古品を探せば手に入るとは思うのですが、先ずは手持ちのBDドライブで出来ないか試してみました。
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普段使っているBDドライブは、USB3.0ケースに入れた、LGのBH14NS48です。
まずはこれを使ってCD-ROMソフトからcdm形式のイメージファイルの作成を試しました。
当初はいくつかのCD-ROMソフトが数分程度でイメージ化できました。
YsⅢやプリンセスメーカー2ではイメージ化が1時間くらい経過しても終わりませんでした。
普段使っているBDドライブでは上手くイメージ化出来ない事が分かりました。
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次に使ったのはLG BH14NS48の前に使っていたバッファローのBRXL-PC6VU2Cです。
パナソニックのスリム型BDドライブUJ6260AFを内蔵したUSB2.0接続のBDドライブです。
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グラディウスⅡの読み込みに12分45秒と言った具合に、読み込み速度は遅い物、試した範囲では、全てのCD-ROMソフトでcdm形式のイメージファイルを作る事が出来ました。
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うーぱーぐらふぃくすに取り付けるMMCやSDカードのフォーマットや、cdmイメージファイルの転送は、うーぱーぐらふぃっくす専用のWindowsソフトikaebiを使います。
専用ソフトikaebiは管理者として実行します。
![](https://i0.wp.com/nimbus.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/Snapshot_28.png?fit=856%2C482)
まずSDカードを専用フォーマットにする為に、専用ソフトのikaebiで独自形式にフォーマットを行います。
「Formmat」タブをクリックします。
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SDカードにファイルが有るとフォーマット出来ません。
SDカードからファイルが削除できない、ほとんどの場合は、SDカードが故障しているので、別のSDカードを用意しましょう。
![](https://i2.wp.com/nimbus.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/Snapshot_30.png?fit=856%2C482)
SDカード内のファイルを削除した上で、フォーマットボタンをクリックして、無事にフォーマット出来ました。
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SDカードがフォーマット出来たら、「Writer」タブをクリック。
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次にフォルダーを参照して、イメージファイルを選択します。
![](https://i0.wp.com/nimbus.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/ファイルadd-1.png?fit=856%2C482)
転送するファイルを「add」ボタンで追加します。
![](https://i2.wp.com/nimbus.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/転送スタート.png?fit=856%2C482)
転送するSDカードのドライブを確認して、ドライブに間違いが無ければ、「Start」ボタンをクリックして、転送を行います。
転送には多少時間が掛かります。
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転送が終ると追加したリストからファイルネームが消えます。
これでうーぱーぐらふぃくすに使う、イメージファイルの入ったSDカードの完成です。
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イメージを転送したSDカードをうーぱーぐらふぃくすのMMCスロットに挿入して、電源を投入します。
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通常であれば、Huカードを取り付けていても、起動時にはうーぱーぐらふぃくすのコンフィギュレーション画面が表示されるのですが、SDカードの具合によってはHuカードが起動してしまう場合があるみたいです。
その場合、Huカードを抜いて起動すると良いと思います。
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![](https://i1.wp.com/nimbus.tokyo/wp-content/uploads/2020/04/IOHD0747.jpg?fit=856%2C482)
コンフィギュレーション画面でⅠボタンを押すと、SDカードに記録したイメージを一覧表示出来るので、プレイしたいゲームのイメージにカーソルを合わせ、Ⅰボタンを押します。
選択状態はPCエンジンの電源を切っても保持される様です。
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うーぱーぐらふぃっくすのCDイメージ選択時に、CD-ROMのシステムのHuカードがPCエンジン本体に取り付けているなら、Runボンタンを推すとシステムカードのHuカードが起動します。
実機のCD-ROM^2と同様に、RUNボタンを押すと選択したCDイメージが読み込まれ、起動します。
Huカードが取り付けられていない状態なら、一旦電源を切り、Huカードを取り付けてから、再度、PCエンジンの電源を投入します。
うーぱーぐらふぃくすのCD-ROM機能でプレイした、YsⅢ ワンダーラーズフロムイースのガルバラン戦からエンディングまでをGV-HDRECで録画した動画をYoutubeに投稿しました。
うーぱーぐらふぃくすのCD-ROM機能を使って、GV-HDRECで、PCエンジン版グラディウスⅡデモとプレイの様子を録画した動画をYoutubeに投稿しました。
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うーぱーぐらふぃくすで使用するメディアはMMC(マルチメディアカード)が指定されています。
スロットにはSDカードが取り付けられるので、SDカードも使用できますが、MMCの互換品としての使用となる様です。
「SDカードはMMCを元に作られていて、互換性はあるとされているが、現在流通しいるSDHCカードやSDXCカードはMMCとの互換性は考慮されていない。MMCとしての確実な動作を求めるなら4GB以下の容量にした方が良い」
と言う話を、誰かに聞いたか、何かで読んだ記憶があったので、アマゾンで4GBのSDHCカード入手しました。
8GB以上のSDHCカードやSDXCカードは製品によってかなり相性が有る様で、自分で試した範囲でも、全く使えないものも有りました。
私が試したのは、アマゾンで購入したKING MAXの4GBのSDHCと、トランセンドのSDカードアダプターを取り付けた16GBのMicroSDHCカード、サンディスクの32GBのSDHC、東芝の32GBのSDHCの4種類です。
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アマゾンで購入したKING MAXの4GB SDHCは転送速度の遅さや、1枚に6本程度のCD-ROMソフトしか書き込めない容量の少なさが難点ですが、うーぱーぐらふぃくすでの利用には、全く不具合は感じられませんでした。
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トランセンドの16GB MicroSDHCカードは、起動時の読み込みでイニシャルエラーが出る事がありました。
うーぱーぐらふぃくす起動中にカードを抜き差しして、再度読み込めば、エラーが出ず、ゲームのプレイも可能でした。
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が、YsⅢでは画面がバグる事が何度かありました。
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サンディスクの32GB SDHCカードは文字化けして、正常に動作しませんでした
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東芝のSDHCカードはトランセンドのMicroSDHCと同様にイニシャルエラーが出たり、うーぱーぐらふぃくすを取り付けたPCエンジンの電源を入れると、Huカードから起動する事があるものの、エラーが表示される頻度はトランセンドよりも少なく、YsⅢ含めて、ゲームプレイ時には不具合は出ませんでした。
東芝の32GB SDHCカードは、動作に怪しい部分はありますが、実用には十分で、現在はこちらを主に使っています。
サンディスクと東芝のSDHCカードは、同じ規格、同じ速度、同じ容量で、デシタルカメラでの利用には全く問題無かったので、うーぱーぐらふぃっくすとの相性による差なのだと思います。
SDカードの相性問題はCD-ROMイメージを作る時のドライブ以上に厄介そうですが、うーぱーぐらふぃくすとの相性が良く、調子の良いSDカードなら、快適にPCエンジンのゲームがプレイできます。
うーぱーぐらふぃくすでCD-ROMソフトを使う方法を動画にしてYoutubeに投稿しました。
次回はHuカードのイメージ化を行いたいと思います。