エナメル塗料のゴールドはハンブロールが良い

 下のツイートでも語られている様に、タミヤのエナメル塗料、コールドリーフはラッカー系の塗料です。

 私も以前、他のエナメル塗料と同じ感覚で、細部の仕上げでタミヤのエナメル塗料、ゴールドリーフを筆塗りしたら、下地塗装ののサーフェイサーまでで溶けてしまい、大変な目に遭いました。

  タミヤに電話で問い合わせた所、一日置いて回答が来て、色毎に溶剤の成分が異なる場合があり、ゴールドリーフがそれだと言う事でした。
 タミヤの迅速な回答には関心したものの、ゴールドリーフが他のエナメル塗料と同じ感覚で使えないのは残念でした。

 後から知ったのですが、エナメル塗料のエナメルは「エナメルの様な仕上がりになる塗料」と言うのが元々の意味だそうで、ラッカーや水性アクリルの様に成分を示す訳では無いそうです。

 現在では、シタデルファレホ様に、ラッカー塗料の下地なら拭き取りが出来、仕上がりの良い、金色の塗料が出揃っていますが、以前は、拭き取り可能な金色の塗料は、ラメみたいな仕上がるMr.水性ホビーカラーや、メタリック感が低いタミヤのアクリルのゴールドリーフくらいしか選択肢がありませんでした。
 かと言ってラッカー系塗料で筆塗りするのは、難易度が高いので、思案してたところ、知り合いにラッカー塗料と同様の仕上がりになる、ハンブロールのメタリックカラーの存在を教えて貰い、以降はそれを利用しています。


 マジカルサファイア(ステッキ)の金色と銀色部分、腰ミノの銀色部分がハンブロールの筆塗り。

 ヘッドホンと手袋、水着の金具、帽子の金色部分がハンブロールの筆塗り。

 腰の紐飾りの部分はMr.カラーのエアブラシ塗装で、それ以外の金色はハンブロールの筆塗り。

 ベストのボタンとネクタイの先端の飾りの金色がハンブロールの筆塗り。

 ボタンの銀色がハンブロールの筆塗り。

 ハンブロールのエナメル塗料は、乾燥後に、空気と反応して不可逆的に硬化するので、一旦乾燥してしまうとエナメル溶剤では拭き取り出来ないものの、乾燥するまではタミヤやガイアノーツのエナメル塗料同様に、エナメル溶剤を含ませた筆や綿棒で拭き取りが出来、容器も扱い易いので、大変気に入っています。

 エナメル塗料のクロムシルバーの場合、乾燥後も塗膜が弱く、ちょっとしたことで擦れ落ちる事が多いのですが、ハンブロールは乾燥後、ラッカー塗料同様の扱いが出来ます。

 欠点は前述の乾燥後の拭き取りが出来ないのと、海外メーカーの製品なので、取扱店が限られことでしょうか。
 アマゾンでもハンブロールの製品は部分的に扱われているものの、私が使う、ゴールドやシルバーの取り扱いはありませてんた。
 ネットでざっと見た限りでは、ゴールドがあみあみ 楽天市場店Yahooショッピングで取り寄せで扱っているだけでした。

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