EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USMとPZ-E1

 キヤノンの高倍率ズームレンズEF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USMと、ズームを電動化するPZ-E1を購入しました。
 動画を作ったので、Youtubeに投稿しています。

 動画撮影の時に、「ズームが電動化してリモコン制御ができれば」と思っていましたが、その物ズバリの製品が既に出ていました。
 2016年の6月下旬に出た製品らしいのですが、先日EOS Kiss X9様に購入したBluetoothリモコンBR-E1にWとTのボタンが有り、それを切っ掛けに、初めてパワーズームとその対応製品の存在を知った次第です。
 PZ-E1は EF-S 18-135mm F3.5-5.8 IS USM専用品で、パワーズームに対応した他の製品はまだ無いみたいです。

  EF-S 18-135mm F3.5-5.8 IS USMの 被写体から画像までの最短撮影距離(レンズ等の寸法は全く関係ありません)は39cmと最近のレンズとしてはやや遠目です。
 EF-S 17-55mm F2.8 IS USMが35cmなので、中望遠が出来て4cm近付けないだけなので、写真を撮る場合には特に困る事はまずないのですが、動画撮影の場合、かなり寄って撮影したい場合もあるので、最短撮影距離は短ければ短いほど自由度が高くなるので、この点は少々残念です。

 最短撮影距離 で言えば、EF-S 24mm F2.8 STMは14cmなので、単焦点ながら動画撮影に大変便利です。
 重量が軽いEOS Kiss X9との組み合わせだと、やり様によっては、アクションカメラ風な使い方もできそうです。

 電動ズームは、ズームリングをギアで制御する方式です。
 この方式が一番シンブルなのと、モーターの力でズームがロックされるので、レンズを下に向けても、レンズが自重で伸びてしまう心配が無さそうなのが良いですね。

 SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMはワイド端でズームロックを掛けないと、常にこんな感じですが、パワーズーム状態のEF-S 18-135mm F3.5-5.8 IS USMはその心配が有りません。

 電動ズームのスピードは、最速でも、それ程早くない印象でした。ゆっくり、スムーズにズーム出来るのが売りみたいなので、ズームの早さはAF程重視されないのかも知れません。 一方、オートフォーカスの合焦速度は大変高速です。

 パソコンでのリモートライブビューでもパワーズームは利用でき、15段階にズームスピードを調整できるので中々良いです。

 EOS Kiss X3でもパワーズームは動作しました。
 ライブビューでパワーズームをスロースピードで使っていると、でテレ端直前にライブビューが中断する不具合がありました。何度か試しましたが、毎回再現されます。ただ、動画撮影時には起こらないので、実用上は問題ありません。
 EOS Kiss X9やEOS Kiss X9iでは起こらなかったのて、EOS Kiss X3のソフト的な問題の様です。

 EF-S 17-55mm F2.8 IS USMがリニューアルされるなら、同じような感じで、電動ズームに対応して欲しいです。