液晶ペンタブレット XP-Pen Artist 15.6
今まで使っていたワコムCintiq 22HDは機能的には満足していて、故障もなかったものの、置き場所の問題で使い難いと感じてきたところに、2019年の年始セールで
XP-Pen Artist 15.6 を試しに購入しました。
描き味はワコムとは別物で位置精度もCintiq 22HDと比較すると劣る感じでしたが、Cintiq 13HDの様に画面の端で大きくズレる事も無く、慣れれば使用し続けても特に問題無い感じでした。
裏面はVESAマウントはないものの、フラットなので、ノートPC用のスタンド等を利用する事が出来ます。私はアマゾンで購入した折り畳みが出来るノートパソコン用のスタンド を使用していました。
サイズや重量も良く、Cintiq 22HDと比較して見づらいと言う事も有りませんでした。その為Cintiq 22HDは手放しました。
電源はUSBから取る事が出来、十分な電力が供給されるUSB.3.0コネクターであれば、写真の様に赤い電源用USBコネクターを接続する必要は、有りませんでした。
難点としては、明るさの設定を行うとブラックアウトして再起動が必要でソフト的には未成熟な印象を受けました。これは後発の上位機種、Artist 15.6 Proではより顕著で、Artist 15.6を受けて喜び勇んで購入したら、キャリブレーションの設定すら出来ない有様で返品するしかありませんでした。但し、この問題は現在は解消している様です。
横に出るケーブルは設置の制約が出て来るので、この点も今一でした。L型コネクターの延長ケーブルにより解消したものの、USB type-Cは延長ケーブルやコネクターが規格上認められておらず、自己責任での使用となりArtist 15.6では問題無く使えた物の、Artist 15.6Proでは表示出来ませんでした。
ワコムの最廉価機種、Cintiq 16を使ってみたら、そちらの方が違和感がなかったので、Artist 15.6は手放してしまいましたが、Cintiq 16に対して価格がおおよそ半額で、サイドボタンもあるので、初めて扱う液晶ペンタブレットとしては不満は出ないと思います。