Oculus Quest2を予約購入していた

 タイトル通り一体型のVRゴーグルOculus Quest2を昨年となる2020年に予約購入していました。

 浅井真紀さんのTwitterの投稿を見て、3Dプリンターでの出力を前提にした3DCGモデルをを立体視できる、Oculus Mediumの存在を知り、自分も使いたくなりました。

 VRゴーグルは、数年前にOculus Rift CV1を使っていましたが、性能的に満足できず、浅井真紀さんのツイートが行われた2020年8月下旬時点では、既に手放していたので、Mediumが使える現行製品の、Oculus Rift Sか、Oculus Questの購入を検討していました。

 Oculus Rift Sはパソコンに接続して使うPC VR専用品としては2021年5月時点でも最新型ですが、後継モデルは予定されていない様です。

 Oculus Questはモバイル機器用のコンピューターを内蔵した、パソコンなしでも使える、一体型VRゴーグルです。
 USBケーブルでパソコンと接続すればPC VRゴーグルとしても使えます(発売当初はできなかったそうです)。

 2機種とも2019年5月21日に発売された物で、2020年8月下旬時点ではOculusの最新の製品でした。

 Oculus Rift CV1を使った経験から、VRゴーグルは解像度が重要だと私は考えていたので、Oculus Questに対して表示解像度が劣るOculus Rift Sには興味が持てませんでした。

 Oculus QuestはOculsuストアでの販売が停止していて、Oculus Questの中古品の価格は、新品よりもかなり高価になっていました。
 Oculus Questが販売停止している理由を調べてみた所、Oculus Questの新型が控えての事らしいので、暫く様子を見る事にしました。

 翌月となる、2020年9月17日に、Oculus Rift Sよりも安くて、Oculus Questよりも高性能なOculus Quest2が発表されたので、楽天ビックカメラで予約購入しました。
 Oculus Quest 2の発売翌日となる2020年10月14日に手元に届きました。


 Oculus Linkを利用する為の、Oculus Quest 2とパソコンとの接続には、純正品のOculus Linkケーブルは自分には長すぎるのと、高価なのと、私のデスクトップパソコンにはUSB TYPE-Cの空きポートが無いので、AnkerのUSBケーブルを購入しました。
 Oculus QuestによるOculus Linkで利用実績のあるものでOculus Quest 2を注文したその日に、アマゾンで購入した物です。

 AnkerのUSBケーブルのパソコン側はUSB TYPE-Aです。

 AnkerのUSBケーブルは、Oculus Quest 2の側面に対して垂直に刺さるので、L型の変換ケーブルを使っています。

 USB TYPE-Cの差し込み方向を変える変換ケーブルは規格外で、自己責任での利用となる為、USBケーブルとの組合せによっては使えない事もあるのですが、私が購入した組合せでは問題無く利用できています。

 Oculus MediumはOculus Linkで問題無く利用出来ました。
 Oculus Mediumはアドビに買収されたので、現在の正式名称はAdbe Mediumとなっていますが、Oculus Mediumの名称も使われている様です。

 Oculus Quest 2購入後しばらくは、Quest用のアプリ、Youtube VRでVR動画を見て見たり、キズナアイのVRゲーム、Kizuna AI – Touch the Beat!をやったりもしていました。

 Oculus Quest 2がどういう物であるのかは各所で紹介され、既に語り尽くされた感はあるので、Oculus Quest 2を使ってみた良かった点と、Oculus Rift Sと比較するとイマイチそうなな点、Oculus Rift Sとは無関係にOculus Quest 2のイマイチな点を箇条書きで挙て行きます。

Oculus Quest 2を使ってみて良いと感じた点

・Oculus製品としては最新型。

Oculus Quest 2 64GBモデル の価格は税込37,180円。
 現行のVRゴーグルとしては比較的安価。

・国内の小売店の実店舗で正規購入できる。
 今までは正規販売では店頭販売はかった様だ。

Oculus Rift SOculus Questりもスペック上の解像度が高い。
 以前使っていたOculus Rift CV1に比べると映像は段違いに鮮明になっていた。

Oculus Quest 2の重量はOculus Rift Sの563gやQuestの571gよりも軽量な503g

・Oulus LinkでOculus Rift S同様に使える。

・トラッキング精度はかなり良い。
 Quest用アプリやOculus Linkで使っている範囲では、気になる遅延は無かった。

・PC VR用ゴーグルとして使う場合、本体とパソコンをUSBケーブル1本を接続するだけで良い。
 以前使っていたOculus Rift CV1の場合、VRゴーグル本体とパソコンは、複数のケーブルで接続する必要があった。VRゴーグルの位置や傾きを検出する為に、VRゴーグルとは別に、USB3.0接続のセンサーを複数設置する必要があった。
 2021年4月に実装されたOculus Air Linkにより、USBケーブルを使わなくても、WifiでOculus Quest 2本体とパソコンを無線接続で使えるようになった。

・Questシリーズ専用ソフトは本体とコントローラーだけで動作する。

Oculus Quest 2Oculus Rift Sと比較するとイマイチかも知れない点。

Oculus Quest 2発売後にOculusの海外通販を使ったOculus Rift S直販価格が29,800円に値下げされ、国内在庫しているアマゾンの価格もそれに準じた物になった。

Oculus Quest 2の水平視野100度はOculus Rift Sの115度やOculsu Rift CV1の110度よりも狭い100度。Oculus Rift CV1と比べて明らかに左右の視野は狭く感じた。

・レンズが樹脂製。Oculus Riftシリーズはガラス製。

・レンズのせいかOculus Rift CV1よりも正面以外は焦点が合い辛い様で、視界の端の方に意識を向けるとぼやける。

・目の間の距離の調整がOculus Rift SやOculus Rift CV1が無段階だったのに対して3段階となった。
 私の場合は特に問題無かったが、人によっては微妙に合わない場合もあるらしい。

Oculus Quest 2に内蔵されているコンピューターの処理能力の制約から、単体動作時は、ゲーミングPCを使ったPC VRに比べるとかなり見劣りする。

・Adbe Mediumを利用する時にはパソコンとの接続が必須。

・初期設定にFacebookアカウントが必要。
 恐らくこれが一番の問題だろう。
 私はOculus Quest 2を使う為だけにFacebookカウントを取得した。
 Facebookは、ZBrushのコミュニティに参加して、偶に見る以外は全く使っていない。
 FacebookのSNSサービスは、Facebookの主観に基く倫理基準で、アカウントを凍結されたり削除される事がある様だが、Facebookは自社に全ての裁量があるとしているだけで明確な基準が示されていない。
 一時的な凍結であれば、OculusにOculus Quest 2のシリアルナンバーを添えて連絡すれば、すぐに凍結が解除される様だが、Facebookアカウントを作った以外は何もしてないのに永久凍結と言う事もあるらしく、その場合の救済策が存在するのかは不明。
 Facebookアカウントが凍結されても、Oculus Quest2が直ちに利用できなくなる訳ではないが、無償で利用するSNSと、有償で購入する製品やサービスを利用する為のOculusのアカウントとは、分離しないと、安心して製品やサービスを買って使う事は出来ない。
 日本国内で有償で販売する製品やサービスを、SNSの凍結の様に、法的な裏付けのない、Facebook独自の基準で行う事は出来ない筈。
 2023年1月に、OculusアカウントはFacebookアカウントと紐付けしないとならない。永久凍結するならこの方針の方だろう。

  Facebookアカウントが必要な事が小さく表記されている。

Oculus Rift Sとは関係なくOculus Quest 2がイマイチだった点。

Oculus Quest 2の重量でも重い。
 Oculus Quest 2の重量はOculus QuestOculus Rift Sよりも軽くなったものの、以前使っていたOculus Rift CV1の470gよりは重い。
 Oculus Rift CV1でも軽量とは感じなかったので、更なる軽量化が求められる。

・内蔵バッテリーの容量が心元無い。
 電池の残量表示が目に見えて減って行く。
 持ち出して使うのであれば、外部バッテリーは必要だろう。

・従来よりは高精細になったものの解像度はまだ不十分。
 解像度はOculus製品としては最も高いが、バーチャルデスクトップでフルHDディスプレイを表示すると、テキストを表示するにはまだ不十分で、15.6インチや23インチのディスプレイの代りにはならない。
 YoutubeやAmazon Prime Videoを、Quest用アプリや、Oculus Linkのバーチャルデスクトップで大画面で再生しても、24インチディスプレイや40インチのテレビで見た時に比べて、映像の画質は劣る様に感じる。

・フロアの高さが任意で調整できない。
 アプリの多くが床に座って使う事を想定していない様で、床に座って使うと見上げる様な形になる為、フロアの高さを任意で調整できないのはかなり不便。

 私がOculus Quest 2に感じた事の箇条書きは以上です。

 Oculus Quest 2Oculus Rift Sとで極端な価格差がある訳では無いのと、性能や機能面では一長一短、と言う感じで、どちらを買っても大して変わらないとは思います。
 私の場合は、購入時はOculus Quest 2の方が安く、目的だったAdbe Mediumが問題無く動いていて、白い本体色も気に入ってるので、購入した事自体は満足しています。
 私が2021年5月時点で新規購入するとしても、Oculus Quest 2を選ぶと思います。

 Oculus Quest 2は2021年5月時点でのVRゴーグルの選択肢としてはとてもお薦めですが、より高解像度で、より視野が広く、より軽い物が欲しいですね。
 Oculus以外のメーカーから、より高性能な、新しいVRゴーグルが、2021年に入ってから発表されています。

 HTCからはVIVE Pro2VIVE Forcus3の2機種が2021年5月13日に先日発表されました。

 VIVE Pro2は消費者向けハイエンドPC VRゴーグルで、解像度はや視野角等、VRゴーグルとしての基本性能はOculus Quest 2よりもかなり高い様です。
 重量は公表されていない様ですが、写真等を見る感じでは軽くは無さそうです。
 価格は、コントローラーや位置把握用のセンサー等を含まない、VRゴーグル単体は103,000円で、セット品は178,000円との事。この金額がハイエンドPC VRゴーグルとして高いのか、安いのか、私には良く分かりませんが、仮にMediumやMediumに求める機能と同様の3DCGデータを表示できるソフトが使えたとしても、私がOculus Quest 2の代りにVIVE Pro2を買う事は無い価格設定です。

 VIVE Forcus3は業務用の一体型VRゴーグルで、VRゴーグルとしての性能はVIVE Pro2に準じ、内蔵しているコンピューターはOculus Quest 2と同じCPUを使っている様です。こちらは業務用機で個人ユーザー向けでは無い様です。

 2020年1月に発表され、2月から販売されているキヤノンのMREAL S1は、1セット400万円程度と言われている業務用機なので、個人ユーザーには縁遠い存在ですが、ヘッドセットが338gとかなり軽量なのが目を引きます。ただ、消費者向けVRゴーグルが追及する没入感は二の次の様で、映像の視界はかなり狭い様なのが残念です。
 広い視野を保ちつつ軽量コンパクトに作るのは、今の技術ではまだ難しい様です。

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