模型製作用のコンプレッサー
使用しているエアーブラシに引き続き、塗装用のエアーブラシやエアーツールの使用に欠かせない、コンプレッサーを紹介します。
私が使用しているのはホルベインワーサー30Dです。
イタリアのメーカーの製品をホルベインが輸入、販売を行っている物で、以前エアテックスが販売していたAPC-007の同等品(カタログスペックは若干異なる)ワーサー15Aの上位モデルです。
写真の様に、塗装作業を行う机の下に置いています。
2011年の年末に、それまで使っていたボークスのエアーフォース3から、エアーテックスのAPC-007に買い替え、暫くは静粛性や最高圧に満足して使っていた物の、吐出量は減っていたので、次第にそこに不満を感じ、2013年の秋に里見デザイン 楽天市場店でセール対象になっていたので、ワーサー15Aの上位モデルのワーサー30Dに買い替え、現在に至ります。
2014年の3月に移設の為にオイルを新品に交換して以降は、2019年の10月現在まで、オイルの濁りや量はたまに確認していますが、交換が必要な様子はなく、事実上、5年以上に渡りメンテナンスフリーです。
動作音はエアテックスAPC-007と比較すると、やや大きいものの、塗装用として売られている、一般的なレシプロ式のオイルレスコンプレッサーに比べると圧倒的に静かで、エアーブラシの吐出音の方が遥かに騒がしいので、集合住宅での使用でも問題ないレベルです。
静粛性の高過ぎるオイルコンプレッサーの様に、動作しているのに気付かず、電源を付けっ放しにする事はないので、むしろ良かったのかもしれません。
もっとも、圧力スイッチにより、タンクの圧力が規定値に達すると、自動的に動作が停止するので、電源を入れっぱなしでもずっと動作し続ける事はないのですが。
塗装用のコンプレッサーなので、エアーツールを使ったり、サンドブラストやエアーダスターの連続噴射を行う程の能力はありませんが、エアーブラシでの塗装や塗装後のエアーブラシの洗浄と言った、塗装作業で使う分には不満はありません。
ワーサー30Dの動作音を収めた動画をYoutubeに投稿しました。
エアーブラシ用のコンプレッサーとしてはクレオス Mr.リニアコンプレッサーL5が一番使われている様で、私も何度か使用する機会がありました。
一般的な塗装用途には十分使えるものの、 低圧が安定しないので、塗装時に低圧を多用する自分には使い辛い物でした。
使い方の問題から、私には全く合いませんでしたが、数多くの有名モデラーが使っている製品で、使用者も多く、有効な使い方を教えて貰える機会も多いと思うので、悪くはない選択だとは思います。
自分が自腹で買う前提で、予算に制約が有る場合は、アマゾンで売られている安物のセット品を選ぶと思います。
47dbの低騒音、出力性能もまあまあ。フィルターレギュレーターとエアーブラシも付属しているので、後々故障したり不満が出て全て買い替える事になったとしても、12,380円なら諦めも付く価格なのと、アマゾンプライム対象商品なので、初期不良などがあれば問答無用で即返品出来るので、最初の一台には悪くないと思います。
塗装用のコンプレッサーには、SMCのウオーターセパレーターとオイルミストフィルター、水抜き付きレギュレーターを取り付けています。
ワーサー30Dを導入する際に更新した物です。
ボークスが販売していたスーパードレインキャッチャーや、エアーフォース3に付属していたレギュレーターがSMC製だったので、更新時もSMCにしました。
ホルベインのトリコンパーツ No.24 4連カプラージョイントも取り付けています。
こちらはMAXのAK-HL1270E、現行のAK-HL1270E2の旧製品です。
ワーサー30Dは塗装用のコンプレッサーとしてはかなり強力で、塗装や使用後のエアーブラシの洗浄作業では不満はないのですが、サンドブラスターやエアツール、エアダスターを使うには、塗装用のコンプレッサーは全般的に性能が足りないので、釘打ち用の高圧コンプレッサーとしては、もっとも静粛性の高い製品の中古品を購入しました。
静穏モードでも55dBなので、それなりにうるさい物の、箱に入れるとテレビを見たり、音楽を聴きながら使える水準にまでにはなります。
ワーサー30Dと防音用の箱に入れた、MAX AK-HL 1270Eとの、塗装用机での動作音比較です。
MAX AK-HL 1270Eはこういう具合に、自作の箱に収めています。
音はそれほどでもないのですが、振動は取れないので、深夜は使えません。
そう簡単には解決しそうもありませんが、将来的に、置き場所と予算の問題が解決すれば、静粛性と吐出量を両立したスクロールコンプレッサーが欲しいと考えています。
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