超音波カッター ZO-40W

 本多電子株式会社が製造し、エコーテック株式会社がが販売する超音波カッターZO-40Wを紹介する動画をYoutubeに投稿しました。

 超音波カッターはホビー用としてUSW-333が発売された当初から使っていて、USW-333は刃が専用替刃しか使えないのと、発熱でハンドピース内の回路のハンダが溶けて断線し易く、使用頻度が高いと毎日の様に修理していたのが難点でした。

 熱対策が行われ、専用替刃の他に、NTカッターの刃が使える、ZO-40が登場してすぐに購入しました。
 USW-333、ZO-40共に、ネット通販で25,000円位だったと思います。

 ZO-40の発熱は、対象物が持てなくなるくらい熱くなる事もあるので、間欠動作により熱くなり難いだけで、ZO-40Ⅱの様に、温度センサー等による制御等はないみたいですが、今の所はハンドピース内部が断線したりと言う事はないので、間欠動作での熱対策には効果がある様です。

 動画では手元に有った木材とプラ棒、キャスキットのランナーでのテストのみですが、USW-333では、一通りの材料で試し切りしていました。

 超音波カッターと素材との相性がとても良い、ガレージキット製作の他には、造形品の分割が最も重要度が高く、エポキシパテ、ポリパテ、ニューファンドで試していました。

 熱に強く柔軟性もある硬化後のウエーブのエポキシパテ軽量タイプは、キャスト素材と同様に非常に相性が良く、超音波カッターを常用していました。
 超音波カッターとの相性や、気泡の入り難さから、デジタル造形を行う前の原型製作では最も利用した材料です。
 現在も、3Dプリンターの出力品の仕上げやキット製作に使っています。

 初期の造形に使っていた、ポリエステルバテの、ロックペイント クイックパテ(後継製品はビルドアップ)は、切断した部分が微細に砕ける感じで綺麗ではないものの、自分の作り方での造形品の分割には十分使える感じでした。
 刃の振動で砕けやすいので、小さいパーツには向かない感じでした。

 エポキシパテの方が使い易かったので、使用時に換気が必要なポリパテは使わなくなりました。


  暁美ほむらマジシャンミクを作った時に使っていた、 ニユーファンドは切断面が広い場合、熱で切断面が膨張するので、それを削る必要がありますが、分割は割と上手行く感じでした。
 力を掛けずに切断出来るので、細かい部分の造形にも活用していました。

 ニューファンドは、安全性の高さもさることながら、乾燥を工夫すると、エポキシパテ以上に使い勝手が良かったので、デジタル造形を行う直前まで造形に使っていました。

 造形物の分割は、ポリパテを除けば、アートナイフプロ曲線刃でも出来るのですが、超音波カッターがあれば相当な省力化が可能です。

 スイッチを押して動作すると、パイロットランプが点灯する物の、握ると分からない。

 替え刃は専用刃の他に、NTカッターの刃が使えます。

 刃の交換は1.5mmの六角レンチでイモネジを緩めて行います。

 替刃の取付時には、イモネジが緩すぎても、締めすぎてもダメで、正常に動作させる為には、動作させてはネジを締めたり、緩めたりと、試行錯誤と作業への慣れが必要なのですが、それらが必要ない、専用のトルクドライバー ZH25Tも販売されています。
 六角レンチと比べると非常に高価ですが、トルク管理が出来るドライバーとして一般的な価格の製品です。もっとも、メーカーに拘りが無いなら、0.6Nmのトルクドライバー1.5mmの六角ビットの組合せなら、何でも良いとは思います。

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超音波カッター用トルクドライバー【ZH25T】 エコーテック
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 ホビー用の超音波カッターの現行製品は、用途や価格の異なる、ZO-30プラ、Z0-40レジン、ZO-41Ⅱの3種類の様です。

 ZO-30プラは、動画で紹介したZO-40Wや色違いのZO-40Bの同等品です。


 ZO-40レジンはZO-40Wの基本性能を向上させた製品です。

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超音波カッターZO-40 レジン【ZO-40】 エコーテック
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 ZO-41Ⅱは温度等で動作を自動停止する機能のある、ホビー用の最上級モデルです。 

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超音波カッター【ZO-41II】 エコーテック
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 USW-333の後継機となる、USW-334は2019年9月に製造が終了していて、エコーテックでの販売は終了していますが、相当量の流通在庫があるのか、2020年2月の時点では、まだ購入可能です。
 USW-334の替刃はZO-40やZO-30プラと同じ物が使えるので、消耗品に困る事は無く、愛用されている方は多い様です。

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本多電子 超音波カッター USW-334【在庫有り】【あす楽】
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