Wacom Cintiq Pro 16 を使った感想

 2019年正月セールで購入したXP-Pen Artist 15.6のサイズ感が気に入って、Cintiq 22HD Touchを売却した後、Cintiq Pro 16の中古品を購入しました。

 ワコムリングプラスではなくワコムリンクが付属する旧製品だったので、使用するにはケーブルをCintiq Pro 16本体の左右に差す必要がったものの、あまり使用されていなかったのか、程度は良く、不具合も有りませんでした。
 ディスプレイ表面はXP-Pen Artist 15.6 の様に光沢ではなく、Cintiq 22HD TouchやCintiq 16同様のノングレア処理でした。

 Cintiq Pro 16はタッチ機能が標準装備です。ただ、Cintiq 22HD Tocuhみたいにタッチ機能のON/OFFに割り当てる為の物理的なボタンが無いので、これは多少不便に感じました。専用のリモコンデバイスを使ったり、ショートカットキー等で割り当てられるのかも知れませんが、自分の使うソフトはタッチ機能を前提にしていなかったり、ペンだけでも困らない様なUIになっているので、Cintiq Pro 16では一貫してタッチ機能OFFで使っていました。
 Cintiq 22HDと22HD Touchだと、発売時期が異なるせいか、画面の映り具合や、カーソルの遅延など体感できる性能差が有ったので、タッチ機能を使わなくても、十分に価格差の意義があったのですが、Cintiq Pro 24はタッチ機能の有無で5万円近くの価格差があるものの、カーソルの遅延や表示性能と言った違いはないみたいなので、ソフトの対応等を考えると、現状だとタッチ機能は要らないかもしれません。

 重量はArtist 15.6と同じ1.5kg。背面にVESAマウント用のネジ穴が無いのも、左右両方と言う違いはある物の側面にケーブルを指すのも共通しています。

 書き味はXP-Pen Artsit 15.6で感じていたCintiq 22HD Touchからの違和感は全く無いのですが、Core i7 8700Kのパソコンを使っていた当時の環境では、ソフトウエアとの相性の問題か、カーソルの遅延がCintiq 22HD TouchやXP-Pen Artsit 15.6よりも大きく感じました。
 ネットではそういう話はあまり聞かないのと、店頭のデモ機でもそんな感じはなかったので、ソフト等の環境要因で偶々動作が重かっただけの様です。

 Cintiq Proシリーズ目玉の4Kは自分の環境では、DisplayPortで表示される事もあるものの、安定せず、QHDならHDMIでも安定すして出力されました。
 4K出力はワコムリンクプラスを使いDisplayProt出力にすれば解決するみたいです。

 QHDでも表示は綺麗で、縦置きにしなくてもZBrush上で全身像が綺麗に表示されます。

 ワコムリンクプラスでケーブルを一本化出来たとしても、側面にケーブルを垂直に取り付ける形式は自分には使い難い。4Kで使うにはDisplay Protで接続する必要があり、これも面倒。液晶に不具合が出た時の交換費用がCintiq 22HD Touchが52,500円なのに対して、Cintiq Pro 16は89,000円と高額で、もし故障すれば総額としては新品を上回る金額を支払う事になる。と言った具合に、ネガティブな面が強く感じられてしまい、面倒になって手放してしました。

 下の画像はワコムの配布しているPDFからの抜粋です。

 Cintiq 22HD Touchは登録すればメーカー保証が3年有ったのですが、現在のメーカー保証は1年保証のみとなっており、何年か使うつもりであれば、「液晶ペンタブレット WACOM Cintiq 16 を購入した」でも書いていた様に、販売店の長期保証が付けられる新品で買うのが良いと思います。
 ネット最安値を巡り熾烈な争いをしているアマゾンで販売されているCintiq Pro 16も、追加で3年保証にする事が出来ます。

 Cintiq Pro 16の物自体は良いとは思うのですが、使用頻度を考えると、XP-Pen Artist 15.6ても十分でした。
 描き味に関してはCintiq 16で解決しました。

 置き場の問題から今は選択肢にはならないものの、Cintiq Pro 24みたいに、ケーブルが背面に取り付けられて、VESA穴があるなら、或いはと言う感じなので、モデルチェンジに期待したいですね。

 Cintiq Proは、年間維持費にすると、16インチモデルがで6万円程度、24インチモデルがで8万円台半ばから10万円程度、32インチモデルなら13万円程度なので、Proが示す通り、液晶ペンタブレットの使用頻度が高い業務用で、趣味や使用頻度の低い用途だと、表示はフルHDになってしまいますが、一年あたりは23,000円程度で済むCintiq 16が現実的ですね。

 XP-Pen Artist 15.6はCintiq 16の半額ですが、メーカー保証が1年で、保証延長オプションがこれを執筆している2019年4月の時点では無いので、最初の一台にはとても良いと思うのですが、何年も確実に使う場合は、延長保証の効くCintiq 16方がトータルでは安上がりになる可能性が有ります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です