電空レギュレータをエアブラシに使ってみた

 SMCの電空レギュレータTIV 1050-211BLの新古品をネット通販で購入しました。

 電空レギュレータとは、通常のエアブラシやエアーツールに使うレギュレーターでは手で回して行う圧力調整を、電子制御で行える様にする物です。
 特徴は設定した圧力への変化が非常に速い事です。

 エアブラシで複数の色を塗装する場合、0.1MPa以下での塗装を行った後、ワーサー30Dの場合0.5MPa以上の圧力で洗浄作業を繰り返し行う事になります。

 塗装を終えて洗浄する度に、動画の様なレギュレーターのつまみを回す作業を繰り返さないとなりません。
 以前使っていたボークスのエアフォース3セットに付属していたコンプレッサーではスペック上の上限が0.25MPaでしたが、れでも洗浄と塗装への圧力変更の面倒さを感じていたものの、スペック上の最大圧力が0.8MPaのワーサー30Dだと性能を生かそうとすると、輪を掛けた面倒臭さです。
 何色も使う場合はエアーブラシを複数用意したとしても、労力と時間が馬鹿にならないので、前々からどうにかしたいと考えていました。

 微妙な塗装に使う0.数MPaから、スイッチ一つで最大圧力になる様な物がれあばと考えていた所、電空レギュレータだとそれが叶いそうなのを最近になって知りました。
 DC5VやD10Vまでの電圧や、4~20mAや0~20mAの電流の、電気信号に応じて空気圧を調整できるので、電圧制御であれば、ArduinoやM5Stackの様なマイコンボードを使ったり、可変抵抗や抵抗のスイッチングで制御できそうです。

 電空レギュレータは新品だとネット通販の安売りでも3万円以上と高価な物なので、DC5Vまでの電圧で制御できるRC(PT) 1/8の継手と、1.0MPaまでの圧力制御に対応するITV 1050 211BLの付属品無しの新古品(本体が入った袋が未開封)を購入しました。

 希望する仕様の物が売られているとは限りませんが、趣味で使う範囲なら、ネット通販店や、ネットオークション、フリマアプリで入手できる新古品や中古品で十分だと思います。

 購入した新古品のITV1050-211BLには、動作に必要なケーブルを含めて付属品が付属していなかったので、別途購入しました。
 メーカーによっは高価な専用ケーブルしか使えない電空レギュレーターもある中で、SMC ITVシリーズは比較的安価な汎用品のケーブルが利用できます。
 SMCの純正品だと長さ3メートルの物が2,000円強で売られていますが、これは長すぎるので、内部の線の色やコネクター形状から1メートルのIO-Link機器用の汎用ケーブが使えそうだったので購入した所、問題無く利用出来ました。

 購入したSMC ITV 1000シリーズは、自作真空脱泡機に使ったSMC製の圧力スイッチと使い方がそう変わらないので、特に戸惑う事もなく、届いたその日の内にテスト出来ました。

 テストはアマゾンで購入したArudinoスターターキットのポテンショメータとも呼ばれるボリュームスイッチを使って行いました。
 アマゾンで買った5V 3AのACアダプターのDC5Vをボリュームスイッチで調整して、電空レギュレーターを制御します。
 電空レギュレーターの電源はアマゾンで買った24V 2AのACアダプターを使いました。

 色々試してみた所、現状の構成では0.6MPa程度が上限になるみたいなので、上限を0.6MPa程度に設定しました。
 ボリュームスイッチも設定に合わせてスケーリングされる様です。

  圧力に応じて自動的に調整するので、エアブラシを使った時の圧力低下時も、設定圧力を維持しようと圧力制御を行いないます。通常の塗装ではほぼ問題無いものの、微妙な塗装を行う超低圧だと制御の為に拍動が顕著になります。
 電空レギュレーターへの給電を止めると、給電が止まった位置でレギュレーターが保持されるので、通常のレギュレーターと併用も問題無く可能な様です。
 拍動が気になる超低圧での塗装は電空レギュレーターを停止して、手動のレギュレーターを使って調整すれば良さそうです。

 電空レギュレータには真空用もあり、真空脱泡の後の常圧開放に使えないかと思ったのですが、電空レギュレーターは圧力を素早く変える事は得意でも、流量の制御は出来ないみたいなので、ゆっくりと常圧に戻したい用途には使えない様です。

 塗装作業に使う為にはそれなりにしっかりとした筐体が必要です。
 スライドタイプのボリュームスイッチ部品を取り寄せ中なので、部品が届いてから筐体をどうするかを検討したいと考えています。

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