シリコーン型用 自作ダボピン

 Waveのダボピンは中々良さそうだったものの、単価が高いのと、素材がキャスト用のレジンが癒着しそうなABSだったので、阿紋さんのツイートを参考に、シリコーンに癒着しないダボピンが自作できないか2016年から試みています。

 厳密な寸法は要求されないので、使い慣れたZBrushでモデリングしていました。

 色々検討を重ねた結果この形状で出力してみる事にしました。

 出力の向きやサポートを調整して、実際にForm1+で出力したのが下の写真。

 サポートを取り外して成形したのが下の写真。

 そのままではキャスト用レジンに癒着しそうな気がしたので、シリコーン型で別の素材で複製しようと考えていた所、阿紋さん同様に、シリコーン型を作って、グルーガンで射出成型しようと思っていましたが、光造形機出力品の経年劣化で触れた、2015年後半に入手したMaker Juice SF for The Form1/+で出力していたので、複製しようとしたらひび割れていて、複製には至りませんでした。

 ポリプロピレンに似た性質の、デュラブルレジンを使ってみてはどうだろうと考えたものの、 レジンとレジンタンクで3万円以上するので、 それでキャスト用レジンに癒着する様では困るので、キャスト用レジンに癒着するかどうかを確認するべく、デュラブルレジンの出力品を入手したものの、複製時はテスト所ではない事が多く、テストできないまま現在に至ります。
 デュラブルレジンが素材に適しているのなら、コスト的にはそんなに悪くは無いと思うのですが、並行ピンでもそんなに困っていないので3年経っても実用化に至っていません。